素材とメンテナンス silver925編

silver925のアクセサリーを美しく、長くご使用いただけるよう、お手入れの方法をご紹介します。


◆silver925とは◆

スターリングシルバーとも呼ばれる、銀製品の中では最も一般的な素材。
みなさんも、silver925という刻印を目にすることがあるのではないでしょうか。

スターリングシルバーは92.5%の銀と7.5%の銅などの金属からなる合金です。
純銀だけでは柔らかく実用的ではないため、合金にして強度を増してあります。


銀は時間の経過とともに黒くくすんだように変色します。
これは、空気中に含まれる硫化水素と反応して、表面に硫化銀が発生するためです。
また、硫黄によっても同じ現象が起きるため、ゴムの近くに置いておくと早く変色します(ゴムは製造の過程で硫黄が加えられています)。
温泉にも硫黄を含む種類があるので要注意。


市販の銀製品にはこの変色を防ぐために、スターリングシルバーの上からロジウムメッキを施したものがあります。
この加工により、銀は空気に触れず変色しませんが、無垢の銀も表には見えなくなってしまいます。


銀は保管する際に、空気に触れないようにジップのついたビニールなどに入れておくと変色のスピードが遅くなります。
ですが、使用していれば変色は避けられません。


黒くはなるけれど、洗浄さえすればずっと美しいままなのが銀のいいところ。
お手入れをして銀の美しさを楽しみましょう。



◆お手入れ方法◆

銀には銀専用の洗浄液があります。
この液にアクセサリーを浸けて、流水で流し、乾かせば元通りの色になります。


ここでご紹介するのはアンクルビル(旧ハガティ)社のシルバークリーンミニ(50ml)

銀を傷めないマイルドな処方になっています。



<使えるもの>
スターリングシルバーの製品、アクアマリン、アメジスト、カーネリアン、ルビー、サファイア、トパーズ、ペリドットムーンストーン


<使えないもの>
ターコイズ、パール、エメラルド、ラピスラズリ、シェル、サンゴ





雪の華」のように、シルバーとビーズ(ガラス)が一緒になっているアクセサリーにも使えます。

カレンシルバーの場合、長く液に浸けていると刻印の中まで白くなってしまうことがあります(ダメージになるわけではありません)。
浸けすぎないようにご使用ください。

他に、わざといぶし銀の加工がしてあるアクセサリーや銀メッキの製品には向きませんのでご注意ください。


1000円前後で販売されています。


最後までお読みいただきありがとうございます。
みなさんの大切なシルバーアクセサリーが美しく、長持ちしますように。



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